患者様へのメリットの多い「ラミネートベニア治療」
我々歯科医師からすると神経をとって被せ物にする方が遥かに治療は楽に行えますが、時間をかけて繊細な技術を必要とされるラミネートベニア修復治療を行う方が遥かに患者様にとってのメリットが大きいと言えます。
「ラミネートベニア」の
メリットとデメリット
そのために私たちはラミネートベニア治療を第一選択として、患者様に高い治療技術をお届けするために日々研鑽し続けています。
「ラミネートベニア」のメリット
- 歯を削る量が少ないため歯に与えるダメージは最小限。
- 歯の色や形を大きく変えることができる。
- エナメル質に接着するため、接着力が強く長持ちする。
「ラミネートベニア」のデメリット
- 薄く正確に歯を削る技術やラミネートベニアを製作するために、歯科医師に技量が求められる。
- 高い技術が必要なため、結果がバラつきやすい。
美容歯科治療とは違う
「審美修復治療」
本当に患者様のことを想って
治療しているのか?
審美的な治療を希望される患者様は数多く存在します。その多くの患者様が満足のいく治療結果を手に入れられていることだろうと思います。
しかし、わたしたちがSNSやインターネット上で目にする審美歯科治療にはとても残念な治療が施されている症例が多く存在するのも事実です。
私が目にする中で最も残念なのが歯並びを改善するために、歯列から外れた健康な歯を歯科医師が最も簡単に抜いてセラミックのブリッジを入れているケースです。
前述の歯を削って被せ物にしてしまうことのデメリットも計り知れませんが、簡単に健康な歯を抜いてしまうことの将来的なデメリットは甚大です。治療直後は良くても必ず将来問題が起きてしまうことになります。
「できるだけ削らない、抜かない」
治療こそ求められる
「天然歯を守ろうという治療なのかどうか」が大きな違い
こういった美容歯科治療とも言うべき、少し乱暴とも思える治療と、真の意味での審美歯科治療の違いはできるだけ「天然歯を守ろうという治療なのかどうか」と言うところにあると思っています。
私たち歯科医師や歯科医療スタッフの役目は患者様の大切な天然歯をいかにして守り抜くかと言うことにあります。これはどんな状態の歯でもなんでも残しておけば良いと言うことではありません。あまりに状態が悪い歯は、残しておくことで更なるデメリットがある場合がありそのような時は抜歯をする必要があります。
「できるだけ削らない、できるだけ抜かない」治療を行うために最大限の努力を行うことが私たち歯科医療に関わるスタッフに求められる使命であると思います
天然歯に勝る
歯科治療は存在しない。
天然歯には、
そもそも備わっている優れた仕組みがある
私たちの遺伝子が作り出す天然の歯の構造や特性は生涯を通して健康的に食事をしていくために最も適した構造をしています。
歯の一番内部には歯髄腔(しずいくう)と言われる歯の神経が入っている空洞があり、その周りに柔軟性のある象牙質(ぞうげしつ)があり、歯の最表層は硬く、耐摩耗性に優れたエナメル質が覆っています。
これは耐震構造の高層ビルや高く成長する竹の構造に似ています。歯にかかる大きな力をしなやかに受け止め、尚且つ長期的に機能するのに最も適した構造体です。
この最適な構造体をある意味破壊して行われる歯科治療は、どんなに良い治療をしたとしても元々の天然歯の構造には及びません。天然歯は最高にして最良の歯の状態といえるのです。
目指すは
「最高の歯の状態を創りだすこと」
すべては患者様のために、
最高の笑顔をプランする
近年の歯科医療ではBiomimetic Approach(生体模倣的アプローチ)やBio emulation(生体を真似る)といった治療アプローチが主流となってきています。
生体が生み出す天然の歯はとても価値の高いものです。できる限りそれを壊すことなく最高の歯の状態を創りだすこと。それが私たち審美歯科治療を提供するチームの絶対的なコンセプトです。